介護士あるある。「幽霊より生きている人の方が怖い」

老人ホームで働いている介護士は、毎日様々な状況におかれることが多いので中には、介護をしている中で壮絶な経験をしたり、恐怖を味わうこともあるでしょう。
老人ホームで働く人は、「大変だ」とは言うものの実際現場ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
■自分の人間性を疑ってしまう

老人ホームで働く介護士は、毎日介護に追いつめられる生活を送ることになります。
そして、介護によるストレスがどんどん蓄積していくと、心身共にくたびれてしまうものです。
これをきっかけに、今までは何とも感じなかったことが目についたり、細かいところまで気になっていくようになります。
心がどんどん冷たくなっていくように感じ、入居者に対してもイライラしてしまうことが増えてしまうということはよくあることです。
冷たくなっていく自分を責めているうちはいいのですが、まるで他人事のように客観的に自分を見て冷めていくのを感じるようになってきてしまうと精神状態も不安定に陥ってしまいます。
その気持ちが抑えられなくなると、入居者に対して冷たい対応をとったり、言葉にして叱ってしまうようになってしまいます。
また、老人ホーム以外の場でも仕事とプライベートの区別がつかなくなってしまい、常にストレスを抱えた状況になってしまうでしょう。

■入居者からの暴力

老人ホームには、知的障害を持っている高齢者もいます。
悪いことの判断ができないため、介護士に強く抵抗したり暴力をふるってしまうのでしょう。
老人ホームの介護士であれば誰しもがこの暴力・暴言を受けた経験があるのではないでしょうか。
顔面をグーで殴られたり、食事介助をしている時に唾を吐かれた、物を投げつけられてケガをしたなどの実例もあります。
しかし、老人ホームの入居者は老人ホームにとって「お客様」です。
通常であれば暴力や暴言をはかれたら、注意や叱責の対応を求めますが相手は高齢者であるとともに、弱い立場になります。
ですから、業務中に負傷にあっても労災として扱われず、補償を受けられないケースもあるのです。
■介護士ならではの人間関係

老人ホームなどの介護の現場は、女性の割合が多いものです。
女性独特の人間関係ができやすい環境であったり、年配の女性や上司から強い圧力をかけられて心が休まらないといった場面もあります。
また、老人ホームでの介護の仕事は非常にハードな上、夜勤など不規則な生活になりがちなので衝突や意見がすれ違うことも多いでしょう。
そうなると、入居者にも悪い影響を与えてしまい心のゆとりがなくなってしまいます。
また、老人ホームでは医師や看護師が在籍しているところも多く、うまく連携することができないと問題が生じやすくなります。
介護士は治療に対して発言しにくいため、意見が対立してしまう状況も考えられるでしょう。

 

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