高齢者の中にはお酒が大好きな人も多く、その中には介護を必要とする方もいるでしょう。
しかし、老人ホームなどの高齢者向け施設へ入居してしまうと、お酒が飲めなくなると思って、入居を頑なに拒否する方も珍しくはありません。
老人ホームなどの施設でお酒を飲むことはできないのでしょうか。
今回は老人ホームで飲酒ができるかについてご説明します。
■飲酒の禁止で親子喧嘩
子どもと離れて暮らしていたり、私生活が多忙で介護に集中できなかったりなど、様々な理由から家族を老人ホームへ入居させたいと検討する世帯が多いです。
しかし、その高齢者の中には飲酒が禁止されることへの不満から、老人ホームへの入居を拒否し、家族と大喧嘩を繰り広げることもあります。
しかし、老人ホームでお酒が飲めないというものは、実は思い込みの可能性が高いです。
実は、条件を満たしていれば飲酒が可能な老人ホームも存在します。
■老人ホームでも飲酒は可能
特別養護老人ホームや老健などの施設は難しいですが、有料老人ホームの一部では、施設内での飲酒が認められているケースもあります。
ただし、飲酒ができるのは医師からの許可があり、決められた場所と時間、飲む量も制限を守ることで飲酒が可能です。
宅飲みのように自由に飲むことはできませんが、適度に飲める生活であれば、お酒好きな高齢者も安心して老人ホームへ入居できるでしょう。
施設によってはバーを設置しているところもあるので、そのような場所ならお酒好きな高齢者と集まり、会話をしながらお酒を楽しめます。
老人ホームは介護サービスを受けるための施設という思い込みはやめて、飲酒可能な老人ホームを探すことで、ストレスなく充実した生活を送れるでしょう。
■飲酒のマナーは大切
老人ホームでは基本的に集団生活が行われるので、個人的な嗜好への対応はほとんどありません。
お酒での酔いにより他の入居者に迷惑をかける、転倒して怪我をしてしまうこともあるので、飲酒マナーが守れない人は飲酒可能な老人ホームであっても飲酒ができない可能性が高いです。
最悪の場合、退去を求められることもあります。
お酒により病気が悪化する事態もあるので、何かしらの理由で制限された場合はそれを受け入れることも大切でしょう。
お酒が飲める施設といっても、自分自身の健康や周囲へ配慮した飲酒マナーを守って楽しむようにしてください。
老人ホームではお酒が飲めないと思う方も多いでしょうが、施設によっては飲酒が認められています。
しかし、飲酒に条件もあるので、どんな条件であるか事前に確認し、条件やマナーを守れるのであれば入居を検討しましょう。
