換気は大事です!感染症を持ち込まないために

インフルエンザなどの感染症の多い時期は、換気をすることで感染予防効果につながると言われています。
老人ホームでは、体力や免疫力が低下した高齢者が多く入居しているため、換気を行うことは最も重要になります。
では、換気をすることでどれだけの効果が得られるのでしょうか?
■老人ホームでの換気が重要な理由

そもそも換気とはどのようなことを言うのでしょうか?
空間の空気環境を維持し、外気を取り入れることによって内部の空気を排出したり改善することを意味しています。
老人ホームにいる入居者の健康や快適さを保持していくには換気は欠かせないものです。
換気は、呼吸に必要な空気を供給し有害な病原体の拡散を防いだり除去する作用があります。
もしも、老人ホームの同室に感染症を患った患者がいた場合は、その病原体がなくならない限りはずっと存続したままになってしまいます。
いくら手洗いやマスクの着用をしていても、100%感染しないという保証はありません。
インフルエンザなどの病原体は特に菌が小さく、患者の飛沫によって広範囲に渡り飛んでいく場合もあります。
また、感染症は目の粘膜からも菌が侵入してしまうこともあるので注意が必要です。
いくら老人ホーム内で隔離しているとはいえ、老人ホームは共用スペースも多く同じ空気を吸ってしまう可能性が高いものです。
病原体が、比較的長い時間空気中を散漫し生き続けているので締め切った部屋にいれば感染率も高くなってしまいます。
■換気のメリットは他にもある

換気を行ったところで、菌がなくなったかどうかは判断できません。
目に見えないものなので、本当に換気の効果があるのかはわかりませんが、空気中の空気は想像以上に汚れているものなのです。
老人ホームは1年中を通して、空調機器によって温度調節されているので一酸化炭素や二酸化炭素をたくさん放出されます。
それに加えて老人ホームでは、毎日オムツ交換をしたりするので生活臭や人の匂いなども敏感に感じるものです。
換気は、汚れた空気だけでなく匂いも外に放出する効果があるので新鮮な空気を常に入れ替える必要があります。
部屋の中心に風が通り抜けるように窓を対角に開けることができれば、換気の効果を高めることができるでしょう。
また、老人ホームなどの施設は特に乾燥しやすいので適度な湿度を保つことも大切です。
乾燥は病原体などの菌を活性化させてしまう特徴を持っているので、老人ホームなどの高齢者向けの施設では室温維持は整備されていても、加湿設備が整っていないところもあるようです。

 

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