必要は発明の母!ひと工夫で介護が楽になるアイデア

在宅介護や老人ホームなどでは、介護していく中で体に負担に感じながらも必死に対応し続けている状況が多いものです。
しかし、ちょっとでも介護が楽になる方法やアイテムがあったらどんなにありがたいことでしょう。
ここでは、老人ホームや在宅介護でも役立つアイデアや便利アイテムなどをご紹介していきます。
■入浴できなくてもベッドの上でケアできる

自宅や老人ホームなどでの入浴が困難な場合は、ベッドの上で体を拭いてあげるのが一般的です。
しかし、いつも寝ているベッドの上でも手軽に体を洗い流す方法がるのをご存知でしょうか?
シャワーなどを用意しなくても、ご家庭に介護用オムツがあれば代用することができます。
介護用オムツは、吸水性が高く水分が表に出てこないのでとても扱いやすいです。
洗い流したい部位の下に介護用オムツを敷いてお湯を流してあげるだけで、寝たままの状態で体を綺麗にすることができます。
水漏れの心配もないので寝たままの状態で行っても問題ありません。
使用後はオムツを捨てるだけなので後片付けも簡単です。
■不要な布切れは介護に役立つ万能アイテム

在宅介護や老人ホームでは、使わなくなった布は様々な用途として活用することができます。
顔を拭く、手を拭く、こぼしたものを拭くなど使い道がたくさんあります。
オムツを着用している場合は、陰部洗浄後にも濡れタオルから乾いたタオルを用意する必要があります。
これだけ拭く機会が多くなると、その都度洗濯するようではかなりの負担になるでしょう。
古くなったTシャツや肌着、タオルなどは何度も使い続けているので柔らかくなっていて介護生活でとても役に立ちます。
老人ホームでは、使いやすいサイズにカットしてストックしておくところもあるくらいです。
ウェットティッシュなどをまとめ買いするよりも、要らなくなったもので代用できれば経済的にも負担が少なくなります。
■紙コップをうまく利用する

老人ホームでは、食事中の誤嚥を防ぐために介護用食器やコップなどを使用していますが、在宅介護では自宅に介護専用の食器がなくても紙コップで代用できます。
飲み口部分の反対側を切り抜くだけで、顔を大きく上向きにしなくても口に運べるので誤嚥の心配がありません。
握力がなくなりスプーンが持ちにくくなった場合は、柄の部分にスポンジを巻いてあげると安定感を得ることができます。
老人ホームでの介護は、介護のための環境や道具が整っているため不便に感じることは少ないでしょう。
しかし、在宅介護の場合は老人ホームのような設備や道具を揃えるのは困難です。
購入する前に身近なもので代用できるものがないか、アイデアを膨らませてみましょう。また、老人ホームなどの施設で働いている職員の方にどんなアイデアを取り入れて介護に役立たせているか聞いてみるものよいでしょう。
老人ホームは、介護しながら生活していくための場所です。
様々な経験や失敗を重ねて生み出したアイデアが、たくさんあるかもしれません。

 

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