介護について勉強したいと思ったら?

介護とは、体が不自由になった高齢者に対する正しい理解があってこそ成り立つものです。
良かれと思ってとった行動によって、病気を招いたり病状を悪化させたりする場合もあります。
今は介護とは無縁の生活であっても、いつか親の介護が必要になったり、老人ホームへの入居を検討しなければならない時がやってきます。
お互いが気持ち良く過ごしていくためにも、最低限の介護知識は必要になるでしょう。
介護について学びたいという場合は、どうしたらよいのでしょうか?
■在宅介護ならではの悩み

医師や介護スタッフに全てをお任せできる医療機関や老人ホームとは違い、在宅介護は家族が全ての責任を負わなければなりません。
実親の場合は、老人ホームへの入居を拒み自分の子どもに対し介護を求める傾向があります。
しかし、在宅介護の場合は家庭内での揉め事が絶えず、外に打ち明けることも困難です。
介護を行っている人の中には、介護サービスの存在を知らずに腰痛に耐えながら介護し続けている人もいます。
■親の介護に備えて介護研修を受講する

介護職員初任者研修は、将来親の介護を行うことになる人や実際に親の介護を行っている人が、介護についての知識やスキルを身につけることを目的としているものです。
例え老人ホームなどの介護職員に就く予定が無くても、将来の親の介護のために受講しておくこともできます。
1ヵ月くらいの短期間で修了できるので、仕事や育児をしならがでも受講可能です。
研修のカリキュラムには、介護経験が無い人でもスムーズに始められる内容になっているので気軽に介護について学ぶことができます。
食事や排泄など基本的な介護技術をはじめ、認知症高齢者とどのようにコミュニケーションをはかればよいのか介護のプロから直々に指導してもらえます。
この研修を受講しておくことで、自分の親や家族に介護が必要になったとしても慌てずに対処することができるでしょう。
また、介護保険制度や老人ホームなどの介護サービスの実態について学ぶこともできます。
もちろん、老人ホームなどで働きたいという人も事前に知識を習得しておくことで現場で活用することができます。
■特別養護老人ホームなどで介護技術を学ぶ

特別養護老人ホームや、介護老人保健施設などの老人ホームには要介護3~5と比較的介護度が高い高齢者が入居しています。
常に介護が必要で、寝たきりや認知症などを患っている方も多いです。
ですから、介護技術を学ぶにはこういった老人ホームなどの施設で介護を行っている現場に行き学ぶのが効果的です。

 

勉強

 

 

相談する
お問い合わせ