家族を老人ホームに入居させた後、家族が気になる事と言えば、やはり家族が介護施設でどのように暮らしているのかということが挙げられるでしょう。
周りの入居者と溶け込めているか、また元気に暮らせているのか、など考え出したら切りがありません。
ケアスタッフが常駐している介護付き有料老人ホームなら毎日の健康管理にも気遣ってくれると思いますが、その他の老人ホームでは入居者1人1人に担当が付かない場合もあります。
そのため、老人ホームの選択にあたっては、施設側のサービス・担当者の数もきちんと確認する必要があるのです。
■1人1人担当は必ず付いています
どの老人ホームでも、入居者には必ず担当がつくことになっています。
特に重度の介護レベルを持つ要介護者が利用する介護付き有料老人ホームでは、提供されるサービスの中に、入居者の見守りや食事・入浴・掃除・洗濯などの身の回りの世話も含まれるので、毎日異なるスタッフが担当するよりも決まった人からお世話をしてもらう方が安心感があります。
■高齢者向け住宅の場合
老人ホームよりも自由度の高い高齢者向け住宅ですが、この場合でもサービスの中に「入居者の安否確認」と「生活相談」が含まれているため、担当は付くようになっています。
しかし、入居者によっては介護サービスを受けない自立した入居者もいる為、介護付き有料老人ホームのように必ず担当が付くというわけではありません。
■地域密接型施設の場合
いわゆるグループホームと呼ばれる施設ですが、こちらは入居者のケアレベルが軽度から中度と幅があるので、それぞれのケアレベルに合わせた担当者が付くことになっています。
入居者の介護レベルに合わせたサービスが受けられますが、これらの介護サービスは委託サービスで賄っている場合も多くあるようです。
■介護保険施設の場合
介護付き有料老人ホームのように介護度が高く、自立で生活することが難しい入居者が多い場合、看護職員や介護職員による食事・排泄・服薬や健康管理などのサービスを受けるので必ず担当が付きます。
老人ホームの多くは、入居者の介護レベルに合わせたサービスが受けられるため、ほとんどの施設で入居者1人に対し担当者が付く場合が多いです。
しかし、入居者1人に対して1人の担当者ではなく、担当者1人で何人もの入居者の面倒をみなければならないのが現状です。
ですが、その場合でも担当者は複数人で組まれていることが多く、決して1人だけが全てを負担するといった形にはならないので、安心して介護施設を利用しましょう。
