老人ホームのスタッフに年齢制限はあるの?

老人ホームには幅広い年齢の方がスタッフとして働いています。
スタッフと言っても介護職員だけではなく、看護職員や生活相談員、栄養士、機能訓練指導員など様々です。
そんなスタッフの年齢制限について何か取り決めはあるのでしょうか?
■老人ホームに在籍するスタッフの年齢制限や平均年齢は?

・生活相談員
年齢に制限はありませんが、社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉主事任用のいずれかの資格が必要となります。
ですが、介護業務2年以上を経験している者などの取り決めがある老人ホームもあります。
40歳~42歳までの人が最も多く、比較的若いスタッフが多い事が特徴です。

・介護職員
老人ホームで介護の職業に就く為には介護職員初任者研修を受けなければいけません。
16歳以上の方なら受験資格があります。
体力のいる仕事でもあるので、平均年齢で見ても40歳と若い世代の方が多いのが特徴です。

・看護職員
看護師の免許取得には年齢制限がありません。
30代や40代から免許取得を考える人も多いのです。
なので、老人ホームで働いている看護職員も幅広い年齢の方がいます。
平均的には49歳と少し高めですが、夜勤がある老人ホームでは体力面を考えて若い方が働いている事も多いです。

・機能訓練指導員
老人ホームでリハビリなどをサポートしてくれる指導員ですが、年齢制限は特にありません。
ですが、作業療法士や言語指導員などの資格が必要となります。
年齢は平均でも38歳と若い人が多く、女性よりは男性の方が若干多い事が特徴です。
■老人ホームで働くスタッフの年齢によって雰囲気に違いがある

以上の事から老人ホームのスタッフには年齢制限がない事が多いです。
40代から50代のスタッフが主力として働いている施設が多いですが、老人ホームによって年齢にも大きな幅があります。
スタッフの年齢によって、老人ホームの雰囲気や印象にも大きな違いがあるでしょう。
若いスタッフが多い場合には、活気があり明るく賑やかな印象になります。
入居者も元気をもらえて笑顔になれるでしょう。
体力もあるので介助の際も安心して任せる事が出来ます。
孫のような感覚でスタッフを見守り、成長していく過程を見る事に嬉しさを感じる入居者もいるようです。
ですが、気配りが足りないなどの不満がある事も事実です。
50代以上などのスタッフが多いと、穏やかな印象となり入居者も落ち着いて過ごす事が出来ます。
入居者は相談などもしやすいので暮らしやすいと感じるでしょう。
ですが、体力面に少し心配な点もあります。
このように、スタッフの年齢によってメリットやデメリットがあるのは事実です。
入居をする前に老人ホームを体験入居するなどして、スタッフの雰囲気などを確認する事が大切でしょう。

 

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