■老人ホームに対する不満内容とは？
老人ホームに実際に入居してみると、様々な不満が出てくる可能性もあります。
例えば、
・入居者に対する態度が悪い。
・家族から入居者への注意事項を説明していたにも関わらず、スタッフ全員に話が伝わっていなくて事故が起こってしまった。
・入居前に説明を受けていた事と違う事をしている。
などが挙げられるでしょう。
苦情として不満に思っている事を伝えたいけど、老人ホーム側からすると面倒と思われたりしないか不安に思う方もいます。
また、苦情を言いたくても言いにくくて言えない入居者やその家族もいます。
そういった場合にはどうしたら良いのか対応方法を紹介していきます。
■老人ホームの苦情相談窓口を利用する方法
まず、最初に老人ホームに直接苦情を訴えましょう。
老人ホームにある掲示板やホームページなどに苦情相談窓口の案内を設けている施設があります。
スタッフに直接話すわけではないので、面と向かって話す事に抵抗を感じる方でも苦情内容などを伝えやすいでしょう。
もし、それでも改善されないのであれば老人ホームの責任者や経営者に直接訴えて改善してもらえるように働きかけましょう。
■市区町村に相談する方法
老人ホームに直接言っても改善されない、やはり直接言う事に抵抗があると感じる方は、老人ホームのある市区町村に相談してみましょう。
介護福祉課などの行政機関にスタッフの対応について相談する事で、問題を解決する為に老人ホーム側に働き掛けてくれます。
また、弁護士などを紹介してくれる事もあります。
■運営適正化委員会に相談する方法
また、運営適正化委員会に相談する方法もあります。
運営適正化委員会は、社会福祉法によって中立で公正な立場の専門家から構成されており、老人ホームの利用者からの老人ホームに対する苦情や相談を解決出来るように対応してくれます。
■地域包括支援センターに相談する方法
地域包括支援センターは高齢者が快適に生活出来るように介護サービスなどの相談を受け付けています。
市町村に1ヶ所以上設置する事が義務付けられていますので、住んでいる市などに支援センターを紹介してもらう事も可能です。
地域包括支援センターでは、社会福祉士などが在籍しており不満や相談事を自治体や警察など他の機関と協力して解決してくれます。
以上のように様々な対応の仕方があります。
入居者の事を考えて、不満などがあった場合は速やかに対策を考える事が重要です。
