■レクリエーションの見学はできるのか
老人ホームでは運動系や芸術・音楽系、外出など様々なレクリエーションが行われています。
老人ホームへ入居を検討する際、どのようなレクリエーションが行われているか確認しても、実際どのような内容なのか具体的に知りたいと思う方も多いはずです。
各老人ホームでは施設内見学だけではなく、事前に問い合わせれば実際にレクリエーションの姿も見学することができます。
どの様な内容なのかはもちろんのこと、老人ホームや入居者の雰囲気などもレクリエーションを通じて確かめることができるでしょう。
また、中にはレクリエーションの内容を好まない入居者もいらっしゃいます。
そのような高齢者にはどのような対応が行われるのかも、ぜひチェックしておきたいところです。
なお、老人ホームでは予約制でレクリエーションの体験を行っていたり、既に入居中でも家族も一緒に参加できるレクリエーションを行っていたりするところも多いので、気軽に問い合わせてみましょう。
ただし、老人ホームによってはレクリエーション体験に別途費用がかかることもあるので、その点はしっかり確認してください。
■体験入居でレクリエーションを楽しんでみる
老人ホームへの入居希望をする本人がレクリエーションを体験してみたい場合、老人ホームの生活や快適さを理解することも含めて、体験入居もおすすめです。
体験入居は数日~1週間ほどお試しで入居することができ、料金は老人ホームによって異なります。
実際に体験できることはレクリエーションだけではなく、入浴や排せつといった介護サービスから食事、宿泊など、起床から就寝までの生活を体験し、入居希望者にあっているかを確認することができるでしょう。
例えば、入居者同士が交流するレクリエーションは楽しいですが、人見知りが激しい高齢者にとっては回数が多いとストレスに感じることもあります。
そのような高齢者にどのような対応がされるのか、もしくは個人の範囲で気軽に楽しめるレクリエーションが多いのかなど判断し、入居を決断することが大切です。
また認知症を患っている高齢者や社交的な高齢者はコミュニケーションが大切なので、共有スペースで大勢に囲まれながら楽しめるレクリエーションが充実しているかどうかを確認する必要があるでしょう。
老人ホームの設備なども見学では大切ですが、入居者が快適に生活を送り、レクリエーションを楽しんでもらうためにも、見学や体験を通じてレクリエーションの理解を高めることが大切と言えます。