特別養護老人ホームを勧められた時の対処方法

■特別養護老人ホームのメリットとデメリット

特別養護老人ホームは寝たきり状態など、重度な要介護者が入居できる老人ホームです。
なので、付きっきりで介護ができない家庭にはありがたい施設と言えるでしょう。
また、一般的な有料老人ホームとは異なり、一時金不要で維持費も安め、長期入居が可能なことが挙げられます。
ところが、それ故に入居までがとても困難な老人ホームでもあるのです。
2015年から原則的に入居者は要介護度3以上に定められており、さらに入居待機人数も増え、入居までかなり時間がかかってしまう場合があります。
また、特別養護老人ホームでは、少ない人数の看護師が100人ほどを看るという状況なので、医療面でやや不安なところもないとは言い切れません。

■特別養護老人ホームを勧められた時の対処法とは?

待機人数の多い特別養護老人ホームではなく、高くても気軽に入居できる有料老人ホームに少しでも早く入居させたいと思う方は多いでしょう。
しかし、要介護度3以上の場合、施設によっては入居を断り、特別養護老人ホームへの入居を勧めてくる場合は少なからずあります。
その時の対処法として、申し込む施設は介護付老人ホームを選ぶと特別養護老人ホームへ勧められるリスクは少なくなると言えるでしょう。
介護付老人ホームでは要介護度1~5と幅広い高齢者の入居を認めています。
寝たきり状態や認知症の高齢者も入居できる重度の要介護度に対応した老人ホームも少なくありません。
また、介護付老人ホームのほとんどで24時間体制の介護サービスを実施し、医療機関と協力契約によって医療ケアが充実しているメリットも大きいです。
他にも施設数が多いため、施設の選択肢も幅広いものと言えるでしょう。
老人ホームによっては自立型と一緒になった混合型もあります。
公的に施設である特別養護老人ホームとは異なり、空室があれば比較的に入居しやすく、レクリエーションなども充実していることも魅力と言えるでしょう。
■介護付老人ホームにデメリットはあるのか

介護や医療ケアのサービスを提供している介護付老人ホームですが、メリットもあれば、デメリットも存在しています。
まずデメリットとして挙げるなら費用についてです。
24時間の介護サービスや医療ケアが充実していることから、通常の有料老人ホームより、費用が高い傾向になります。
最近は入居一時金をなくして月額利用料が多く設定されている施設もありますが、初期費用で0~数千万円、月額料金は安くて14~15万、高くて40万円と老人ホームの地域や設備、スタッフ人数などによって大きく変わってくるのです。
入居条件も老人ホームによって異なるので、条件は事前に確認しておきましょう。

 

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