老人ホームへの入居を考えている方は、最初に準備を行っておくとスムーズに老人ホームへの入居を進められます。
その準備として大切なものが、必要書類です。
予めどんなものを用意しておくべきなのかをチェックしてみましょう。
■必要書類は施設ごとに異なる
老人ホームへ入居する場合、必要書類を準備しなくてはいけませんが、この書類というのは老人ホームによって異なります。
ですから、入居にはどの書類が必要になるのか、入居したい老人ホームにしっかりと聞いておくようにしましょう。
それでは、次に必要となる書類はどこで申請するのかをご紹介していきます。
■市役所・区役所等で揃える書類
市役所や区役所などで集める必要書類は、
・住民票
・所得証明書
・印鑑証明
・後期高齢者医療受給者証
・介護保険被保険者証
の5つです。
所得証明書というのは、自分の所得・資産を証明するもので、利用可能なのは発行されてからおよそ3ヶ月以内のものが有効となります。
後期高齢者医療受給者証と介護保険被保険者証に関しては、既にお持ちになられている場合が多いのですが、もしも失くしてしまったという場合は役所で再発行を受けるようにしてください。
なお、役所まで遠くて自分では取りに行くことができないという方もいらっしゃるかもしれません。
そのような時は郵送手続きを行うようにしましょう。
必要書類を郵送で送ってもらうことができます。
ただし郵送の際はその分時間もかかってしまうので、もし郵送で取り寄せたい場合はなるべく早めに手続きを行うようにしましょう。
■病院で揃える書類
病院で揃えられる書類は、
・健康診断書
・診療情報提供書
・退院看護サマリー
・日常生活動作確認表(ADL)
などがあります。
老人ホームの入居前に実際に数日間宿泊する体験入居を行う場合、健康診断書が必須となります。
健康診断書は通常医療機関で2週間~1ヶ月程度発行に時間がかかってしまいます。
こちらも早めに発行手続きを済ませておきましょう。
退院看護サマリーは病院で入院していた方がそのまま介護施設に入居する場合に必要となる書類で、老人ホームに移ってからスムーズに看護・介護ができるように病院の担当看護師が作成します。
日常生活動作確認表も似ていますが、こちらが必要な老人ホームはない場合もあるので、あった時に病院で作成してもらいましょう。
この他にも、老人ホームに入居する際に連帯保証人・身元引受人になる方の印鑑証明書や住民票、所得証明書が必要となります。
いずれにせよ、老人ホームに入居すると決まった場合には、必要書類は早めに準備しておくようにしましょう。