介護度が軽い人が入る施設はどんな施設?

介護度が軽い人が入る施設はどんな施設?

現在の介護度はまだ軽いものの、将来のことを考えて老人ホーム選びを始める方もいらっしゃるかと思います。
老人ホームは、介護度などいくつかの条件によって入居が決まります。
今回は、介護度が軽い場合でも入居できる施設や選び方などをご紹介していきましょう。

■介護度が低いのはどこまで?

介護度は1~5段階で分類されていて、主に要介護2もしくは3程度がボーダーラインとされています。
そのため、どのくらい自立しているかどうかが重要となってきます。
民間型や公共型の施設においても、どれだけ自立度が高いかで受け入れられる介護度を表示している場合が多くなり、自立が介護度に大きく関係していることは明らかでしょう。

■入居できる施設は?

老人ホームで介護度が低くても入居できる施設は以下の通りです。

【民間型】
・サービス付き高齢者住宅
・高齢者専用賃貸住宅
・高齢者向け優良賃貸住宅
・健康型有料老人ホーム

【公共型】
・経費老人ホーム

健康型有料老人ホームに関しては自立のみとなっていますが、他の老人ホームは主に要介護3程度までが受け入れ可能となります。
しかし、介護度に限らず認知症を患っている場合は受け入れできない場合もあるので確認が必要です。

■老人ホームの特徴は?

上記で紹介した老人ホームの特徴をご紹介しましょう。

・サービス付き高齢者住宅
60歳以上が入居できるサービス付き高齢者住宅は、資格を保持している相談員が常駐し、生活相談や安否確認が可能です。
特定施設入居者生活介護に指定されている場合、介護が必要になった場合でもサービスやサポートが受けられ、介護付き有料老人ホームと同様の生活が送れます。

・高齢者専用賃貸住宅
高齢者のみが住める高齢者専用賃貸住宅は、高齢者住まい法によってサービス付き高齢者向け住宅への移行が行われています。
提供サービスも利用可能です。

・高齢者向け優良賃貸住宅
民間の団体によって運営されている高齢者向け優良賃貸住宅は、60歳以上を入居対象にして緊急時の対応や安否確認などのサービスが受けられます。
世帯収入が基準未満だと家賃補助があり、現在はサービス付き高齢者向け住宅への登録切り替えが行われています。

・健康型有料老人ホーム
自立できる方が対象の健康型有料老人ホームは、食事サービス付きの施設であり、健康維持のためにスポーツジムや温泉が併設されている場合があります。
介護が必要になると退去しなければならないため、自立者のみが対象です。

・経費老人ホーム
公共型の経費老人ホームは、自立した生活ができるが不安がある方や、身寄りのない高齢者が入居可能な施設です。
食事の提供でA型、B型に分類されていて、いくつかの条件を満たした場合に入居できます。

介護度によって入居できる施設が異なり、それぞれの施設によって条件も異なってきます。
必ず違いを確認してから入居を検討してみましょう。

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