高齢者を老人ホームに入居させようと検討しているのであれば、なるべく満足に感じてもらえる施設を選びたいと思う方も多いのではないでしょうか?
人気のある老人ホームには、共通する特徴がいくつかあるので、今回はその特徴についてご紹介していきましょう。
■ケアステーションがフロア全体を見渡せる場所にある
介護職員の控え室となるケアステーションは、施設内の各階の真ん中にあるのが理想です。
中心にケアステーションを持ってくることで限られた人数のスタッフで介護をしていても、フロア全体を見ながら隅々までサービスを行き届けてくれます。
ただ各階にケアステーションが設置されていない施設は介護スタッフの目の届かない範囲で何か起きた場合に対処が遅れる傾向にあります。
安心して介護を任せられる施設を選択するのであれば、ケアステーションの位置は意外と大切です。
■施設の廊下の両側に居室がある
老人ホームでは大人数収容できるような大きな場所になると、居室数も多くなります。
この居室が廊下の片側だけに設置してあるとスタッフの移動距離が伸びてしまい、スタッフの負担が大きくなることに加えて入居者への配慮も不足しがちです。
廊下の両側に居室が配備されているとスタッフの移動距離が短縮され、緊急時にも素早く駆け付けてくれることが期待できます。
■老人ホームの近くに受信できる医療施設がある
老人ホームに入居する方は医療を利用する機会が多く、医療機関に対する依存度は高くなります。
そのため、医療施設が近くにない場合はスタッフが医療機関に付き添う時間が長くなり、施設内のスタッフが少ない状態が長くなってしまうでしょう。
そうなるとスタッフのサービスや対応は悪くなりがちです。
老人ホームを選ぶ際は医療機関との連携をよく確認し、医療施設が近場にあるか、しっかり把握しておきましょう。
■老人ホームが居心地良さそうな雰囲気である
この点に関しては施設内の見学を行わなければ見ることができません。
ただ、入居前には必ず老人ホームの見学を行い、施設内の雰囲気を確かめておくことをおすすめします。
施設の雰囲気は閑散していたり、バタついていたりと1日の中でもかなりの差があることが考えられます。
しかし、入居者に配慮されている空間かどうかは老人ホームの中に足を踏み入れた瞬間、直感的に分かるものです。
出迎えるべき場所となる玄関先に季節の花が飾られていたり、スタッフに笑顔が見られたりりと、おもてなしを感じるようであれば問題はないでしょう。
老人ホームの良し悪しは実際に入居してみないと分からないことが多いです。
しかし、今回ご紹介したポイントを確認するだけでも、入居前であろうとも施設の良し悪しをある程度判断することは可能です。
ぜひ入居を決める際に役立ててみてはいかがでしょうか?