実際に働いている現場スタッフのスケジュール

老人ホームは、過酷な勤務だと言われることが多いですが、実際に働いているスタッフのスケジュールはご存知でしょうか？
過酷な現場ばかりがピックアップされることが多いため、今回は現場スタッフの一日のスケジュールについてご紹介していきましょう。

■老人ホームでの仕事内容・スケジュール

老人ホームの現場スタッフの仕事内容と、一日の流れを見ていきましょう。
ここでご紹介するのは、日勤のスケジュールです。

8：00～　出勤・準備
8：30～　夜勤スタッフからの申し送り、朝食の片付け、部屋の掃除、排泄の介助、健康チェックなど
9：30～　排泄・入浴・外出の介助、介護記録の記載、洗濯など
11：30～　食事介助（見守り）、排泄・入浴介助、外出支援
14：00～　休憩
15：00～　排泄・入浴介助、おやつの準備、レクリエーションの実施、散歩などの支援
17：00～　夜勤者へ引き継ぎ、介護記録の記載

上記が老人ホームで働いている現場スタッフの大まかな1日の流れになります。
あくまでも目安となるため、利用者状況や勤めている老人ホームなどによって変動します。
主に、利用者の介助が仕事内容となっていますが、自立を支援するための介助なども積極的に行われています。

■老人ホーム以外の仕事内容・スケジュールは？

介護職には、老人ホームなどの24時間稼働する介護施設以外にも訪問介護やデイサービスなどで働いている人も多くいます。
訪問介護での仕事内容と1日の流れをご紹介していきましょう。

9：00～　自宅から利用者宅へ直接訪問
10：00～　身体介護や朝食介助
10：30～　2件目移動
11：00～　昼食の調理・介助、利用者宅の掃除（保険外サービス）
12：00～　休憩、3件目へ移動
13：30～　入浴介助、利用者宅の掃除・洗濯
15：00～　事務所へ戻り介護記録記入、4件目へ移動
15：30～　入浴介助、夕食準備、利用者宅の掃除
17：30～　事務所へ戻り業務内容の報告、明日の訪問先の確認
18：00～　帰宅

このような1日の流れとなっています。
老人ホームとは違い、利用者の自宅へ訪問するため、利用者宅の掃除なども業務になることがあります。
24時間体制ではないため、夜勤などの勤務体制がなく時間の都合はつきやすいです。
また、それぞれ訪問先によって利用時間が異なるため、その時間内で介護を行う必要があります。
移動に時間がかかることがあるため、1日に訪問する件数が少ないこともあるでしょう。

老人ホームと訪問介護で働いている現場スタッフの1日のスケジュールをご紹介しました。
老人ホームや事業所によって、仕事内容やスケジュールなどは異なるため、自分の働きやすい老人ホームや介護事業所を選択すると良いでしょう。