労働環境の過酷さが取り上げられることの多い老人ホームの介護スタッフですが、あくまでもそれは一例でしかなく、実際に現場で働いているスタッフからはやりがいを感じられる仕事だという声も多く挙がっています。
今回は、老人ホームで働く介護スタッフの労働環境についてご紹介していきましょう。
■老人ホームでの仕事とは?
老人ホームでの仕事は、主に利用者のおむつを取り換えたり、ご飯を食べさせたり、着替えを手伝ったりなどのお世話をしています。
しかし、介護の根幹は「サービス利用者の自立支援をする」という高齢者のやりたいことや日常生活を支えることにあるのです。
日常生活の支援も行うので、大部分がお世話にはなりますが、利用者がどのように生活したいかや願いを実現することも大きな仕事となります。
■意外と働きやすい!
老人ホームの介護スタッフは、夜勤などのイメージが強く、長時間労働で時間の融通が利かない環境だと思われがちです。
しかし、実際の環境はそうでないことがほとんどなのです。
老人ホームでは、24時間稼働しているため、どうしても夜勤は付き物となってしまいます。
しかし、老人ホームによっては働き方を選択することができますし、夜勤なしの日勤のみという働き方ももちろんできます。
また、夜勤は夜勤手当がつくため、通常日勤をするよりも効率的にお金を稼ぐことができます。
そのため、夜勤を専門として勤務をする人もいるのです。
また、保育園が併設されている老人ホームもあるため、子育てしながら仕事復帰が目指せる環境にもなっています。
■キャリアアップも目指しやすい
老人ホームでは、女性が多く働いているのが見受けられます。
キャリアアップを目指していきたい女性には、とても働きやすい環境と言えるのではないでしょうか。
また、老人ホームでは男性スタッフが重宝されていることがほとんどであるため、男性でも働きやすい環境が整っています。
老人ホームでの仕事は、体力が必要となることが多いです。
そして、男性利用者にとっても男性スタッフがいると都合が良い場面も多くあります。
男性・女性どちらにとっても、キャリアアップを目指しやすい職場環境となっているのです。
仮に無資格から働き始めたとしても、資格を取得し、正社員に、そして管理職まで登り詰めることも老人ホームでは多く見られます。
老人ホームは、時間の融通がきいたり、働き方をその人それぞれで変えることができるなど、今までの老人ホームでの労働環境とは異なるイメージをご紹介しました。
キャリアアップを目指しやすい環境にもなっており、実は比較的働きやすい労働環境と言えるでしょう。