身体検査の頻度はどのくらい?

身体検査の頻度はどのくらい?

老人ホームでは、定期的に身体検査が行われています。
身体検査は、健康診断と同様です。
介護が必要でもそうでなくても、自身の健康状態は誰しも気になるのではないでしょうか。
では、老人ホームでは身体検査はどのくらいの頻度で行われているのかなど、身体検査についてご紹介していきましょう。

■老人ホームでの身体検査の頻度は?

老人ホームで行われている身体検査の頻度や内容は、老人ホームごとに異なっています。
しかし、身体検査を行う基準としては各都道府県で決められており、ほとんどが年に2回実施するようにと定められています。
年に2回と、そこまで頻繁に身体検査が行われていませんが、通常会社負担で受ける身体検査は年に1回のため、高齢者に配慮した回数となっているでしょう。
老人ホームによっては、年に2回以上身体検査を行っている場合もあるため、気になる場合は事前に確認してみることをおすすめします。

■老人ホームでの身体検査は費用がかかる?!

通常会社員など働いている時には、会社負担で身体検査を受けていることがほとんどであるため、身体検査の費用を考えたことがない方がほとんどではないでしょうか?
身体検査を実費で行っている方であればわかると思いますが、実は身体検査のお金は意外と多くかかるのです。
病気の治療ではないため、健康保険が適用できません。
身体検査の内容や病院などによっても異なりますが、血液検査や尿検査、視力・聴力検査などの基本的な検査であれば、相場はおよそ1万円ほどとなっています。
そして、以前はこの身体検査の費用は老人ホーム側が負担すると定められていましたが、2015年4月から「定期健康診断の費用は入居者から徴収しても良い」と政策が見直されました。
そのため、年2回行われる身体検査で2万円もの出費となるケースがあります。
自治体によっては、高齢者向けに身体検査費用を無料や通常よりも格安で身体検査を行っているところがあり、老人ホーム側でもこのような制度を活用していることが多くなっています。
いくら健康が気になると言っても、1回1万円以上の費用がかさんでしまうと、身体検査を受けにくくなってしまうでしょう。
自治体の制度をうまく活用しながら、老人ホーム入居者の健康維持をサポートしていくことが重要となっています。

身体検査の頻度は年に2回とされていますが、その頻度や内容は老人ホームによって異なります。
そして、身体検査に必要な費用が負担となるケースもあるため、入居する老人ホームや老人ホームのある自治体の制度などを事前に確認しておきましょう。

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