部屋に自分の嗜好品などはどれだけ持ち込める?

部屋に自分の嗜好品などはどれだけ持ち込める?

老人ホームに入所する際、嗜好品の持ち込みが可能なのかも気になるポイントではないでしょうか?
身体の自由が利かなくなってくると、食べたり飲んだりすることが1日の楽しみになってきます。
しかし、嗜好品が持ち込み不可だった場合、楽しみを奪われて1日退屈なものとなってしまうでしょう。
そこで今回は、老人ホームでは嗜好品の持ち込みが可能なのか見ていこうと思います。

■嗜好品には何が含まれる?

そもそも嗜好品と言うとどのようなものが該当するのでしょうか?
嗜好品の意味は、「風味や快感を味わうための食品や喫煙物」です。
つまり、嗜好品はお菓子やお酒・タバコなどを指します。
生命維持のためというよりは、身体に害があるものも含まれるため、自分の欲求を満たすためという目的を果たすために用いられます。
ですが、物によってはストレス解消・リラックス効果があり、心理的な面をサポートする役割を持っているのです。
また、食べ物や飲み物だけでなく、カメラや絵画なども嗜好品に含まれるケースもあります。
体感的・感覚的に気持ちを刺激する側面があるものは、嗜好品として分類されるのです。

■施設によって持ち込みの基準が違う

では嗜好品は老人ホームにおいてどれだけ持ち込めるのでしょうか?
実際にはすべての老人ホームで許可・禁止されているわけではなく、施設によって違いがあります。
ほとんどの場合、持病による制限の必要がなければ可能な所が多いです。
しかし、入居者が他の誰かにお裾分けするのは、健康に害する危険があるため禁止されています。
また、喫煙スペース以外での喫煙も禁止されている老人ホームが多いでしょう。
カメラや絵画は、入居者が老人ホームでの新しい環境に不便を感じず過ごしていけるようにするのを目的として、持参が許可されている所もあります。
嗜好品の1つにお菓子がありますが、お菓子に関しても食事制限がなければ許可されている老人ホームが多いです。
そのため老人ホームでもおやつの時間を設けている所も多く、良好な栄養状態を保つために必要と考えられています。
ゼリーや水まんじゅう・プリンなど口当たりの良いものを、飲み物を添えて提供している施設が多いです。
ただ特別なルールはないので食事の楽しみの1つとして捉えられています。
嗜好品は、ある程度は理解している所が多いので、比較的持ち込みやすいと言えます。
しかし、老人ホームに嗜好品の持ち込みを希望している場合、事前の確認を忘れないようにしましょう。

ここでは、老人ホームに嗜好品はどのくらい持ち込めるのかを紹介してきました。
嗜好品は、身体の自由が利かなくなった高齢者にとって大切なものです。
すべては持ち込めなくても、食事制限がなければある程度は許可されている所が多いでしょう。
しかし、入居者同士で受け渡しをすると健康被害が出てしまう可能性もあります。
持ち込んでも、入居者自身で楽しむためのものという意識が必要です。

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