おむつなどの消耗品は自分で購入しなきゃダメですか?

■老人ホームはおむつが無料!?
老人ホームではおむつを使用している方が非常に多くいらっしゃいます。
このおむつ料金はどのようになっているのでしょうか?
施設によっておむつの取扱が違いますので、入居前には必ず確認するようにしましょう。

■介護施設のおむつ代は自己負担?
介護施設を利用していく中で、月々に必要な費用があります。
その中でも実費請求(おむつ代・洗濯代など)が高額な金額になってしまう場合があります。
実費請求のなかで、最も金額が大きくなるのが介護用品費です。
介護施設における介護用品費の代表がおむつ代になります。
このおむつ代ですが、実は介護保険3施設、
・介護老人福祉施設
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設 等
では、おむつ代の負担はありません。これは施設利用料の中に既にこの金額が含まれているからです。
これらの施設では常時おむつが必要な方が過ごされているということで、おむつ代の自己負担はいっさいかかりませんが、こういった考えからいくと、有料老人ホームも後々はおむつ代の自己負担がなくなるかもしれません。
しかし、民間が運営する、
・有料老人ホーム
・グループホーム
・ケアハウス
・サービス付き高齢者向け住宅
などはおむつ代が自己負担になります。
そのため、施設のおむつを使用しても良いのですが、高い場合は自分で持ち込んだおむつを使用して料金を抑えるようにしても良いかと思います。
ですが、施設によってはおむつの持ち込みを禁止しているところがありますので確認をしておきましょう。
ちなみに通所介護(デイサービス)でもおむつ代は自己負担です。
あと、ショートステイの場合は、おむつ代は施設利用料の中に含まれており、自己負担はありません。
有料老人ホームなどの自己負担の場合は、使用した分だけ使用料金を実費請求されることになります。
おむつ代だけでみた場合、だいたい1~2万/月程度が相場のようです。
あまりに高い請求がきている場合は、一度確認された方がいいでしょう。

■おとな用おむつの助成金がある自治体もあります。
お住まいの自治体によっては、大人用おむつの助成制度を設けている場合があります。
・市区町村(保険者)があらかじめ指定したおむつを、配達する形で支給する「現物支給」
・金券代わりのチケットを支給し、あらかじめ指定された店でご利用者様が自ら選んで購入する「チケット方式」
・好きな銘柄を自由に購入して、後日、市区町村に代金を還付してもらう「償還払い方式」
などがあります。
助成制度も種類がありますので、お住まいの役所の介護福祉科に確認してみましょう。

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