■夜間の見回り体制
介護付き有料老人ホームでは、夜間もスタッフが常駐している施設がほとんどです。
夜間の見回りは、決まった時間に入居者のお部屋の様子をおうかがいしたり、トイレへの誘導やおむつ交換などを行っています。
コールには、日中・夜間関係なくその場で対応させていただきます。
緊急時にはホーム長・近隣スタッフ・看護職員・医師との連絡対策がきちんとなされています。
特別養護老人ホームなどでは、要介護の高い方が施設に入居しています。
そのため、職員による見回りも有る種、厳重に行われています。
廊下を見周りしていて、異音がすればお部屋にお伺いするかたちとなります。
ですが、一部の施設では看護職員を配置していない施設もあるので、入居前に必ず確認しておきましょう。
ただし、有料老人ホームでは要介護度の高い方ばかりではなく、要支援や自立の方もいらっしゃいます。
なので、居室での生活を夜間に覗かれたくないという人も少なからずいます。
■深夜の見回りは入居者の状態によって対応が違います。
特に健康型有料老人ホームには自立をした生活のできるかたしか入居されていません。
このような場合には、多少の異音がした程度では居室をお伺いするということはないでしょう。
また自立をした生活ができる方たちですから、職員による配慮がかえって迷惑になってしまうことも施設側はよく分かっています。
ただし住宅型有料老人ホームや介護付有料老人保ホームでは自律の方と共に要介護状態の方もいらっしゃいます。
自立の方の夜間の見回りは健康型と似たようなものだと思いますが、要介護状態の方では異音でお部屋をお伺いしないと持病や何かのトラブルが起きていたりして危険だということもあるようです。
万が一の場合に発見が遅くなり、ということは施設側でも避けなければなりません。
そのため、入居者の状態によって夜間の見回りは異なると考えておくといいでしょう。
■ナースコールがあるかどうか
深夜の見回りを強化する施設もあれば、反対に見回りをあまりしない施設もあるようです。
例えば、介護付有料老人ホームに入居した場合、要介護度が高い入居者の方がいらっしゃるので見回りは短い時間ごとに欲しいところです。
またナースコールの設置もなく、急病で呼ぶ手段もないというところもあるようです。
見回りでプライベートが過度に侵害されてしまうということもありますが、ナースコールもないとすれば職員さんも心配でついつい居室をお伺いしないと危険に感じているかもしれませんね。
これらのことは、ホームや施設の見学の際にチェックできますので、しっかり確認しておきましょう。