自分への郵便物、宅配便はどうなりますか?

■入居している時に届いた郵便物や宅配便はどうなるのか?

介護施設や老人ホームに入居することになると、その施設が家の代わりになるため、その方が住まわれている住所も施設となります。
入居している時には入居者の方宛てに郵便や宅配便などが送られてくることもあります。
そのような場合、各施設によっても多少異なりますが、大抵は郵便物や宅配便などは入居者に届けられます。
住居型有料老人ホームなどでは入居者ごとにポストを用意してあり、そちらに配達が行われます。
また、書留や小包などの場合、施設の受付フロントにて入居者が在室している時は直接お部屋まで荷物を届け、もしも不在だった場合は受付フロントで預かることもできます。
施設によって違いはありますが、郵便物や宅配便が届けられた場合、きちんと入居者まで届けられるので安心です。
■入居前に郵便物転送の手続きを行おう

介護施設や老人ホームに入居が決まると契約となりますが、入居する前に様々な手続きを行なう必要があります。
例えば住所変更や保険・年金などの変更があり、これに加えて郵便物の転送手続きも行っておくことが大切です。
郵便物の転送手続きは郵便局で行なうことができます。
入居する前に郵便局を訪れて窓口に転居届を提出すると、入居する介護施設に郵便物が送られてくるようになります。
また、転居届を出すことで1年間旧住所に届けられる郵便物を新しい住所へ無料で転送してくれるのです。

転送の手続きを行なう時に必要なものは転居届だけではありません。
まず本人確認を行なうための本人確認書類が必要となります。
本人確認書類は転居届を提出した人の運転免許証や健康保険証などが必要です。
必ず忘れずに持参するようにしましょう。
また、旧住所の記載内容を確認するための、転居する人の旧住所が確認できるような運転免許証やパスポート、住民票・住民基本台帳カード、官公庁が発行していて旧住所の記載があるものなどが有効です。
これらと転居届を持って郵便局に出向き、郵便物転送の手続きを行いましょう。
転居届を提出したあとは事実確認を行なうため郵便局員の訪問や同居人などへの居住確認などが行われます。
もし、窓口まで行けない状態だという時は転居届を書いてそのままポストに投函するか、インターネットから転送手続きの申し込みも可能です。
転居届をポストに入れて投函する時は、切手を貼る必要はありません。

入居後に届く大切な手紙を受け取るためにも転送手続きは入居前に必ず行っておきましょう。

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