老人ホーム・介護施設の平均年齢はどのくらいですか?

■介護施設での平均年齢について

特別養護介護老人ホームなどの介護施設では重度な要介護者を対象としているので、入居は介護が必要になってくるであろう65歳からが原則です。
なので、介護を必要とする事が多い80歳代以降の入居者が多く、利用者は90歳以上の利用者が一番多いと言われています。
しかし、介護施設では原則65歳以上の入居となっていますが、原則要介護度1以上が対象となるので入居の際は注意が必要になります。
また、特別疾患などによる要介護認定を受けている場合は、40歳以上でも入居する事ができます。
■介護付き有料老人ホームの平均年齢について

介護付き有料老人ホームでの年齢制限は、介護施設と同じく基本的に65歳以上を入居対象にしているところが多いです。
その理由は介護サービスを受ける時に介護保険を適用させるため、介護保険の認定対処となる65歳以上の入居が多い事が理由の一つとして挙げられます。
そして、入居された年代の平均数は、70歳代で約30%、80歳代で50%超えとなっており、その26%ほどが介護経験を受けた事がない高齢者が多いそうです。
つまり、入居希望者の健康状態に合わせて有料老人ホームに入居する場合が多いと考えられます。
有料老人ホームでは介護施設よりも要介護度に縛りがないので、幅広い世代の入居者がいると言えるでしょう。
■自立型有料老人ホームでの平均年齢について

介護を必要としない自立型有料老人ホームでは、原則65歳以上としていますが、60歳未満であっても入居する事が可能です。
自立型ではセカンドライフを楽しむために入居を希望されり方が多く、比較的に健康で身の回りの事ができる60歳代後半から70歳代が多いと言われています。
また、施設によっては55歳からの入居検討も可能となっており、介護型より若い年齢層が多いです。
■介護を必要とする年代が多い

有料老人ホームと介護施設共に、90歳代が平均して多く、次に85歳から90歳未満が多いという結果があります。
やはり、高齢で寝たきりとなった場合に、自宅での介護が難しくなったために入居を希望された家庭が多いと考えられるでしょう。
また、90歳代の中には一時的に自宅での介護ができないといった理由で入居する場合も多いです。
全体的に見て、やはり介護を必要となった80歳から90歳が平均年齢だといえます。
しかし、老人ホームや介護施設への入居理由は人それぞれなので、年齢に関係なく必要なサービスやケアを基準に選ぶのが大切だと言えます。

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