入居中に長期間旅行に行ったり入院をすることになったらその間は家賃を支払わなくてはいけませんか?

■長期間不在の場合は家賃を払う必要はある?ない?

老人ホームに入居するとなると様々な費用がかかってきますが、その中でも高額になりやすいのが家賃(入居費)です。
家賃は各介護施設によっても異なりますが、月額8万円とアパートと同じくらいの料金のところから、中には月40万円以上にもなる家賃の老人ホームもあります。
月額制での支払いの他にも、入居時に居住期間を予測し全額を全て支払っておく全額前払いや一部の料金だけ前払いで、あとは月額で支払う一部前払い・一部月払いという支払いシステムが利用されています。
どの支払い方法でも同じことが言えますが、もし入居中に長期間旅行に行ったり入院することになったとしても家賃は支払い続けなくてはなりません。
例えば、一人暮らしをしている時長期の休みを利用して1ヶ月バカンスに出掛けたとします。
その間アパートやマンションを利用していないので家賃は支払わないということにはならないはずです。
大家さんに連絡し、家を空けることや事前に1ヶ月分の家賃を多く支払っておく必要があるのです。
そうでなければ家賃滞納になってしまいます。
介護施設や老人ホームでもこれと同じことが言えるのです。
■長期入院は退去につながる?

ここで気になるのは長期の入院をした場合です。
体を壊してしまい、なかなか介護施設に戻ることができなくなると退去してくれと言われてしまうのでは?と不安に思う方も多いかと思います。
ですが、基本的に長期入院に入ったからといって施設側から退去してくださいと言われることはありません。
もちろん、長期入院中であっても家賃を支払わなくてはなりませんが、入院していることで食費や介護費、日用品費などの支払いは無いため、通常よりも安い価格での支払いとなるでしょう。
家賃の他にも管理費は支払わなければいけない費用の一つとなります。
家賃や管理費を支払っていれば長期入院したとしても介護施設に戻ってこられるので安心です。
■事前に家賃の支払いについて確認しておこう

長期間旅行に出掛けたり、長期入院となる場合は家賃や管理費の支払いをしていかなくてはならないため、施設に入居する前にもし長期で介護施設を離れる場合は家賃などの支払いがどうなるのかは必ず確認しておきましょう。
基本的には支払いとなりますが、どれくらいの費用となるのかをチェックしておくと、いざという時も焦らずに対応できます。
入居前にしっかり家賃などの支払いについて確認しておきましょう。

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