高齢化社会が進んでいる現代社会で、老後を考えた時、老人ホームに空きがあるのか不安になりますよね。
今回は、老人ホームの現状についてご紹介します。
■「特別養護老人ホーム」の空きが少なくなっている!?
入居費用や施設環境、プランなどの条件に当てはまる老人ホームを選ぼうとすると、入居待ちになることがあります。
その中でも入居待ちになる可能性が高いのが、「特別養護老人ホーム」です。
特別養護老人ホームの入居希望者は年々増えており、空き部屋も不足しています。
要介護レベル3以上で入居が可能で、費用の面でも他の老人ホームに比べると格安です。
特別養護老人ホームは申請した順番ではなく、介護度合いや介護者の有無などを総合的に見て優先順位が決定します。
早い者勝ちではないので、入居がいつになるかは分からず、見通しが立ちにくいです。
■希望している老人ホームの空きを待つ間何をすればいい?
入居を希望している老人ホームの空きを待つ間の期間、何をしていればいいのでしょうか?
・短期入所生活介護(ショートステイ)を利用する
短気入所生活介護とは、要介護の高齢者が数日間の間、老人ホームを利用できるサービスのことを言います。
連続で入所できるのは最長30日までと決まっています。
長期の利用はできませんが、少しでも家族の負担を軽減することができるので、ぜひ利用してみてください。
しかし、誰でも入所できるわけではなく、条件があるので注意してください。
・有料の老人ホーム
短期入所生活介護と比べると、介護の度合いが低くても入所が可能です。
また、特別養護老人ホームへの入居待ちをしている方でも入居が可能なので、利用する方が増えています。
より良いライフスタイルの提案、きめ細かなサービスも期待できますよ。
■入居施設選びは慎重に!
「終の棲家」と言われている特別養護老人ホームで、最期を迎える方が増加傾向にあります。
人生の最期を過ごす場所は、快適で心地の良い場所を選びたいですよね。
「一度選んだ老人ホームが自分に合わず、違う老人ホームに移りたい」という方もいます。
しかし、入居希望者で溢れている特別養護老人ホームは、空き状況の兼ね合いから、そう簡単に違う施設に移ることはできません。
そのため、施設を選ぶ際は家族や介護職員と相談し、慎重に決めてください。
高齢化社会によって、老人ホームへの入居できない、待っている高齢者が多くなってきています。老人ホームに入居する場合には、
どういった形態を考えているのかを考えておくこと、介護度によって入居が厳しくなってしまうなどあるので、注意しましょう。