老人ホームで働いているスタッフは、一体どのような方がいるのでしょうか？
一般的な介護施設には、介護士、看護師、生活相談員、介護支援専門員、機能訓練指導員、栄養士・調理師などのスタッフが在籍しています。
■介護士と看護師の仕事
まずは、普段の生活で入居者と触れ合う機会が多い、介護士と看護師の仕事内容についてご紹介します。
介護士の仕事は、老人ホームを利用する入居者の身の回りの介護をし、生活をサポートする役割があります。
スタッフの中でも、入居者と接する時間が一番長いため、日常生活や体調に異変が生じた場合、すぐに看護師に伝える役割も担っているのです。
また、生活面での介護だけではなく、より快適に過ごしてもらえるようにコミュニケーションは欠かせません。
看護師は、入居者の健康を第一に考え、流行型のウイルスの感染予防や薬の管理、その他のケアなどを行います。
安心・安全の医療サービスを提供するために、周りとの連携も図り最善を尽くしています。
■生活相談員と介護支援専門員の仕事
生活相談員はソーシャルワーカーとも呼ばれており、老人ホームの窓口となる重要な役割があります。
入居者やその家族と、入居するにあたっての相談業務を行うのが生活相談員です。
主な仕事内容は、老人ホームの入退去の手続き、総合窓口業務、家族への連絡・報告、その他コミュニティとの連携などがあります。
介護支援専門員は、ケアマネジャーとも呼ばれており、介護を必要とする利用者が介護保険サービスを受けられるように、ケアプランを提案したり、サービス事業者との調整を行う、介護保険のスペシャリストです。
介護支援専門員の仕事は、ケアマネジメントだけではなく多岐にわたります。
生活が困難な方には、生活保護申請の補助をしたり、食事面で困っている方には配給の紹介をしたりしています。
■機能訓練指導員と栄養士・調理師の仕事
機能訓練指導員は、入居者のリハビリテーションスタッフとしての役割を担っています。
入居者と家族のニーズに合わせて、一人ひとりのプランを作成し、機能訓練を実施しています。
生活の自立を目標に、個人でのリハビリメニューや、集団でゲーム感覚でできるリハビリを行って支援するのが機能訓練指導員の役割です。
栄養士が栄養バランスを考慮して献立を考え、調理師は献立をもとに料理を作ります。
健康な体を維持するには、十分な栄養素摂取できる料理を食べることが欠かせません。
老人ホームには様々な資格を保有している方が集まっている場所になります。
もし、入居にあたり不安におもっちることがあれば各専門家に相談してみるのもよいでしょう。
