老人ホームを選ぶ際には、自分に合った施設を選ぶことが重要です。
そのためには、事前に入居者やその家族が優先したい条件や必要な設備などをまとめておきましょう。
まとめていくと自分がどんな老人ホームに入居したいのか分かり、実際に該当するホームがいくつか浮上します。
気になる点があれば、見学や体験入居を行っている老人ホームもあるので、利用してみてじっくりと選んでみても良いでしょう。
今回は、老人ホームを選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
■老人ホームを選ぶ際に押さえておくポイントとは?
・利用料金などの費用は無理なく支払える範囲内で
まずは老人ホームに住むための資金計画を立てましょう。
自分や家族にとって無理なく支払える料金設定の施設を選ぶことがポイントです。
前払い金や、月額費用内訳、医療費、日用品、おむつ代などの他に、介護保険適用範囲と自己負担額なども確認しておきましょう。
・入居条件を確認しておく
老人ホームによっては、年齢や健康状態、要介護度などによって入居することが不可能な場合もあります。
最後まで住むことを目的としている場合は、要介護度が上がったり認知症が進んだ場合などでも住み続けることができるのかを事前に確認しておくことが重要です。
・ケアや医療体制について確認しておく
老人ホームのスタッフ数によってどれだけのケアを受けられるのかが異なる場合もあります。
介護付有料老人ホームの場合、入居者3名に介護スタッフ1名以上を配置しなければならないため、これよりも配置スタッフが多ければその分しっかりとした介護を受けることができます。
また、看護師の有無や勤務時間、医療機関との連携や健康管理なども行われているか確認し、機能訓練指導員の有無や緊急時の対応、看取りについてなども調べておくと良いでしょう。
・設備や住まいについて確認しておく
老人ホームで介護が必要になった場合でも安心して生活するためには、設備や住まいが暮らしやすいかどうかが重要となります。
廊下や居室がバリアフリーであるか、浴室設備はどのような入浴方法ができるのかなどをチェックしておきましょう。
また、居室に愛用の家具や調度品などを持ち込めるかどうかも確認しておきたいポイントです。
理想の老後を老人ホームで送るためには、条件や設備、スタッフの体制などを事前に知っておく必要があります。
上記に挙げた点を確認しながら自分にふさわしい老人ホームを選びましょう。