健康管理はどのくらいのレベルまでやっているの?精密検査は?

健康管理はどのくらいのレベルまでやっているの?精密検査は?

老人ホームでは、毎日を健康に過ごすために健康管理が重要になってきますが、健康管理はどの程度のレベルで行われているのでしょうか?
老人ホームの健康管理についてご紹介します。

■老人ホームの健康管理は?

老人ホームでは、それぞれの施設の基準に沿った健康管理が行われています。
日々の管理では、主に下記の項目が毎日チェックされています。

・血圧
・脈拍
・体温
・体重

さらに会話から体調に変化があるかどうか、睡眠の状態はどうだったか、食事は食べられるかなどを聞き取っていきます。
このような健康管理は主に常駐している看護師がチェックして管理します。
健康管理を行うタイミングは、朝起きた時に検温と血圧を確認しますが、入浴前などにも行って安全に入浴できるかを判断しているのです。

■なぜ健康管理を毎日行うのか?

老人ホームでは、なぜ健康管理としてこのようなことを毎日行うのでしょうか?
老人ホームに入居している高齢者の場合、普段と少しでも違う点があったり、体調の変化を感じたりした場合は、少しでも早めに適正な処置を行う必要があるからです。
高齢者になると体力が落ちてきているため、少しの異変が入院になってしまう場合があるだけでなく、感染症だった場合は老人ホーム内で蔓延させないためにも、早期発見が重要になってきます。
健康的で元気に過ごすためにも、健康管理は重要なものとなります。

■精密な健康診断も行う

老人ホームでは、精密な健康診断を定期的に行うことが都道府県で決められています。
多い所では1年に2回の健康診断が必要で、医師が老人ホームに出向いて検査を行う場合もあれば、病院の空き時間に送迎してもらう場合もあります。
主な検査内容は以下のようになります。

・身長
・体重
・尿検査
・血圧
・聴力
・視力
・眼底検査
・血液検査
・胸部レントゲン
・心電図

主にこのような検査内容が実施されますが、さらに精密検査としてがん検査や認知症検査などを行うこともできます。
施設で実施を進める場合もあれば、希望して検査を行う場合もあります。
これらの検査によって入居者の健康管理を徹底するだけでなく、感染症予防としても有効になるので、老人ホーム側からこれらの精密検査を進められることも多くなるでしょう。

健康に過ごすためにもこれらの日常的な健康管理や定期的な精密検査は、有効な手段となります。
老人ホームによって、検査内容は異なる点があるので入居前に検査について知っておくと安心でしょう。

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