高齢者の男性に多く見られる嗜好品として、たばこが挙げられます。
一昔前だと喫煙は暗黙の了解として、日常的にどこでも吸うことができたかもしれませんが、現代では受動喫煙の影響から分煙や禁煙とされている場所がほとんどとなってきています。
では、嗜好品であるたばこは、老人ホームでは喫煙可能なのか調査してみました。
■老人ホームでの喫煙は可能？
現在では、ほとんどの老人ホームが禁煙とされていますが、健康上問題がない場合に限り喫煙可能としている老人ホームはあるのです。
しかし、防火や健康被害を防止するために、喫煙場所が指定されていることや、喫煙に関するルールが設けられていることが多くあります。
喫煙は可能とされていても、居室や共有スペースで自由に喫煙することができる老人ホームは圧倒的に少ないのが現状です。
■喫煙のルールって？
喫煙に関するルールが設けられていると前述しましたが、実際にはどのようなルールなのでしょうか？
喫煙する際のルールの多くは、喫煙場所の指定やたばこ・ライターの管理を老人ホーム側で行うというものです。
受動喫煙やたばこの匂いに対しての配慮から、喫煙場所を屋外に指定しているケースがほとんどとなっています。
屋外に喫煙場所が指定している場合には、ホームの敷地内にある駐車場や庭などに灰皿が設置されているでしょう。
そして、たばこ・ライターの管理を老人ホーム側が行うことで、喫煙できる本数や時間帯などを制限されるケースがあります。
老人ホームによって喫煙に関するルールは異なっているため、事前に喫煙に関してのルールを確認してみると良いでしょう。
■老人ホームによって喫煙に対する取り組みは違う
老人ホームによって喫煙のルールが異なっていますが、喫煙に対しての取り組みも異なっているのです。
多くの場合、喫煙場所は屋外や人目が付きにくい場所となっていますが、老人ホーム内に排煙装置が数ヶ所設置されていたり、自然光が差し込むような中庭を喫煙場所としていたりするところもあります。
老人ホーム内に排煙設備があることは稀ですが、喫煙にこだわるのであれば探してみると良いでしょう。
他にも、飲酒に関してであれば、バーカウンターがあり、夜の決まった時間帯や特定の日に利用できるところがあるなど、老人ホーム側も趣向を凝らした取り組みを行っています。
老人ホームではたばこを吸えるところと吸えないところと、老人ホームごとに異なっています。
特に健康への影響が大きい喫煙に関しては、ルールが設けられていることがほとんどです。
喫煙は可能ですが、しっかりと事前にルールを確認しておくことが老人ホームに入居する際には大切となるでしょう。
