老人ホームでは施設を楽しく利用するためや、体や知能の機能を回復または維持させることを目的にレクリエーションを定期的に開催しています。
様々なレクリエーションが老人ホームで行われますが、老人ホームの利用者の中でも人気のレクリエーションを3つご紹介します。
■ストロー吹き矢
こちらのレクリエーションはストローでできた矢を、壁に貼られている的に吹いて当てるゲームです。
このゲームにどんな効果があるかというと、腹式呼吸に必要な心拍機能を向上させる効果に繋がります。
さらに、吹き矢の筒を口で咥えることにより、口周りの筋肉のストレッチとなるので、口腔ケアにも有効です。
さらに、的に当てるゲームなので集中力の強化にも期待できるでしょう。
・吹き矢の作り方
まず、太さの異なるストローを用意しましょう。
細いストローは4~5cmの長さ切り、片方の端は1cmほどに曲げてテープで固定してください。
次に太いストローの中に細いストローを差しこむと、この細いストローが矢となります。
大きめの紙に円を描き的をつくり、それを壁に貼りましょう。
ゲームを盛り上げるための工夫として、点数を書くのも得点の競い合いができて楽しいのでおすすめです。
また、太いストローは長さを変えることにより、飛行距離を調整することが可能です。
肺活量が少ない高齢者は、長くすると距離がでます。
■音楽・カラオケ
音楽には脳を刺激させ、認知症の進行を遅らせる効果に期待できます。
カラオケなどで歌を歌うことで心肺機能を高め、さらに同じ老人ホームの利用者と共通のことをすることで社会性を思い出すこともでき、生活の質を高めることができるのです。
また、音楽なら寝たきりの方でも気軽に参加することができ、昔の曲を聞くと若い頃のことを思い出し、心の若返りに有効な回想療法の要素も音楽には含まれています。
高齢者の方は歌うことや音楽鑑賞が趣味という方も多いので、どこの老人ホームでも人気のレクリエーションと言えるでしょう。
■園芸
園芸は高齢者に人気の高い趣味で、老人ホームでは施設内にある庭で花などの植物の世話を行います。
土づくりから水やり、花を植えるまでの一連の過程を行うので、思考能力を鍛えることが可能です。
さらに体も動かすので、身体機能のリハビリにも繋がります。
老人ホームではまだまだ楽しいレクリエーションがあります。
老人ホームによっては家族参加型のレクリエーションも開催しているので、ぜひ参加してみましょう。
老人ホームの入居を検討する際は、どんなレクリエーションがあり、どんな目的があるのか希望する老人ホームへ確認しておくのがおすすめです。