老人ホームというと、どうしても都心部からは離れた郊外の静かな場所に建てられるもの、と考える人が多いのではないでしょうか。
しかし一部の高級有料老人ホームは、意外にも地価が決して安くはない都心部に建てられているものも数多くあります。
ペットと同居可はもちろんのこと会員制クラブハウス、クリニックやショッピングモール、リゾートスパまで老人ホームの施設内に完備されている様子は圧巻です。
そんな庶民から見れば夢のまた夢とも思える高級老人ホームを、ランキング形式にて紹介していきます。
・第3位「ザ・レジデンス神戸舞子」
温泉地や海沿いなどの風光明媚な土地に建てられている、いわゆるリゾート型高級老人ホームの最高峰がこちらです。
入居一時金は、2000万円から8000万円です。
リゾート高級老人ホームへの入居の基準は、基本自立して生活できる層となっています。
天然温泉を引いている入浴施設、高級ホテルのファーストクラスのような部屋、プールやジムなどのエステやマッサージルームが備え付けられているところもあり、もし入居後に介護が必要になっても介護体制にもすぐ移れるところが魅力となっています。
・第2位「アリスタージュ経堂」
世田谷区に位置する京王電鉄で有名な京王グループが経営している、介護付き有料老人ホームです。
入居一時金は、3000万円代から2億円と設定されています。
部屋はバリアフリーとなっていて、ペットとも当然暮らせるよう配慮されています。
また京王プラザで修行した総料理長が手掛ける食事は、料亭の逸品かと見まがうほどだそうです。
・第1位「サクラビア成城」
東京でも富裕層が多く住むことで有名な、世田谷区成城に建てられた高級老人ホームです。
駅から無料送迎バスがあり、フロントはホテルのような対応を身に着けています。
なんと入居するために必要な入居一時金の最高額が、現在のところ国内最高の3億7000万円とのことで、テレビなど各メディアでも取り上げられたこともあって、知名度も抜群となっています。
一部の富裕層にとっては、これまで挙げてきたような高級老人ホームに入所できるのは、ある種のステータスとしてとらえられています。
政治経済や文化が集められていることもあって、このような高級な老人ホームが日本の首都東京に集中してしまうのは、ある程度は仕方のないことなのかもしれません。
高級有料老人ホームは、基本どれも自立生活が可能な層向けですが、入居後に介護が必要になれば専門のケアスタッフや常駐の看護師がつくなど、病院との体制づくりもぬかりなく準備されています。