防犯対策、防災対策はしっかりとしていますか?

■防犯対策について
老人ホームでの犯罪のトラブルは、ニュースでも報じられるなど意外とたくさんの施設が被害にあっています。
多いトラブルが現金の窃盗で、入居者だけではなく施設の金品まで盗まれてしまう事もあります。
老人ホームは、昼間だけではなく夜間にも家族の方が入居者を訪問する事があります。
それに紛れて不審者が侵入してきたりすると気付かない場合も多く、窃盗などの犯罪が発生してしまうのです。
なので、施設側も防犯対策を強化している所が増えてきました。
・訪問者は事前に連絡し、人数・名前を聞いておく。
・金品が置いてある事務室の扉をカードや指紋認証にする。
・防犯カメラの台数を増やす。
・入居者の貴重品を保管する場所を作り、セキュリティを強化する。
・深夜など遅い時間帯に玄関に人が来た場合、ブザーなど音が鳴るようにしている。
・各部屋の扉をオートロックにする。
などの対策が行われています。
施設によって様々なので、防犯システムがどの位導入されているのか確認しましょう。

■防災対策について
日本は地震が多い国です。
地震だけではなく、水害や台風など自然災害によって入居者が危険に晒される事もあります。
防災対策は施設にとっては必須事項ですが、どのような対策がされているのか不安になるでしょう。
どの施設でも防災対策は行われており、避難訓練を行うなど様々な対策をしている施設があります。
防災マニュアルはほとんどの施設で作られていますし、各市町村が施設に向けて提供している場合もあります。
他にも…
・防災訓練を年に2回以上行う。
・万が一のために食糧3日分、備蓄品を用意している。
・発電設備の導入をしている。
・施設の耐震リフォームを行う。
などの対策を行っている施設があります。
防災対策については、各自で行う事も大切です。
耐震マットを利用したり、落下してこないように高いところに物を置かないなど自分で出来る事は実施しましょう。

■入居する前に確認しましょう。
入居を考えている施設には、施設見学の際に防災・防犯対策がどのようになっているのかをきちんと確認しましょう。
防犯については、夜間の人員や警備員、緊急ブザーの点検など詳しく説明してもらいましょう。
防災については、食料の備蓄の点検は行っているのか、食料の他に何を備蓄しているか、マニュアルは最新の物を使用しているか、などを確認しましょう。
上記以外にも気になった事は遠慮なく質問しましょう。
また、施設だけでは不安と感じたら家族に頼んで自宅でも多めに備蓄品を用意したりなどの対策を行いましょう。

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