施設で転倒、骨折。仕方ないけど、入院費は家族持ち?

老人ホームなどの高齢者施設では、体の不自由な高齢者のためにバリアフリーを設備しています。
しかし、それでも不意な転倒で骨折など怪我をしてしまうケースも少なからずあるようです。
骨折の場合は老人ホームなどの施設で治すことは難しくなるため、病院へ入院する対応がとられます。
そこで発生するのが医療費や入院費ですが、これは家族が全額支払い、施設側に責任はないのでしょうか。
■入居前にトラブルの対応をチェックしよう

老人ホームなど高齢施設では介護スタッフもいるから、事故がなくて安心というイメージがあります。
施設では転倒事故など常に警戒していますが、少し目を離した隙に廊下やベッドから転倒してしまう事故が時にはあるのです。
そこで老人ホームなどは適切な対応が求められ、どのような対応がされるかは入居前に読む契約書などに書かれています。
なので、入居前にどのような対応や措置がされるのか、治療費などの負担があるのかどうかをしっかり確認し、納得した上で契約することが望ましいです。
対応がされない場合は、弁護士に相談して問題を解消しましょう。
■入院費や治療費は家族が全額負担?

もし老人ホームなどで入居者が転倒し、骨折によって入院を余儀なくされた場合、毎月の施設料金と別途に入院費の負担があります。
転んだことは入居者の不注意に原因があると考え、全額支払いをする家族もいるでしょう。
しかし、状況によっては施設側に全額、もしくは一部を請求できる可能性があります。
単純に入居者の不注意ではなく、介護サービスを受けている時にスタッフの不注意による事故であれば事態も一転し、これは老人ホーム側の責任です。
施設側に責任がある事故であれば、損害賠償を請求できるでしょう。
■損害賠償の請求は証拠集めが重要

老人ホーム内での事故で損害賠償を請求する場合、これはとても簡単なことではありません。
損害賠償を請求するためには、証拠集めが重要です。
例えば床が滑りやすくなっていて過去にも転倒事故などの証拠があれば、これは安全への配慮に欠けている証拠と言えます。
また、事故の目撃者がいれば、どういう状況で転倒したのか確認するのも良いでしょう。
日常的なサービスから不注意が多い老人ホームではないかのチェックも行い、指摘したことが改善されないのであれば写真に収めて証拠にするのも良いです。
証拠集めや損害賠償は弁護士と相談して行うようにしましょう。
このように、老人ホーム内の安全配慮やスタッフの不注意の事故であれば、損害賠償という形で入院費を請求できる可能性はあります。
それでも事故は危険なので、安心して預けることができる老人ホーム選びが重要です。
過去に転倒事故があったか、その時の対応はどうだったのかなど、聞きづらい質問であっても入居前の確認が望ましいでしょう。
もし入居後に事故があったら、まずは法テラスなどを活用して弁護士へ相談し、適切なアドバイスをもらうと安心して対応できます。

 

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