直接電話などは出来るの?

老人ホームでは入居者が快適に暮らすために工夫をこらしていますが、その中でも様々なルールが決められています。
老人ホームの施設によって内容は異なりますが、ここでは電話の利用について紹介していきます。
■公衆電話または、個人で電話を設置し利用する

老人ホームの事務所に設置されている電話を通じて家族などと連絡をとることができる老人ホームがあります。
しかし、緊急時の場合や決まった時間帯でしか取り次ぐことができない条件を設けている老人ホームも多く見られます。
また、老人ホームの施設内には公衆電話が設置されているところが多く、許可を得なくても利用できるのでとても便利です。
居室内にNTTなどの通信事業者と個別契約を行って電話を設置することも可能ですが、工事費や通信費などは全て入居者の負担になります。
しかし老人ホームの方針で、各居室内へ電話回線を引いて電話を設置することを禁止している老人ホームもあるので、入居する施設によって対応は変わってきます。

■携帯電話の持ち込みは老人ホームによって異なる

最近では老人ホームで自身の携帯電話を持ち込むことが可能になっています。
しかし利用の中でいくつかルールが決められており、できるだけ居室内で通話すると規定されている老人ホームが多いようです。
中には心臓のペースメーカーなどの医療機器に悪い影響を与えてしまうこともあるので、注意を促している老人ホームもあります。
また、公的施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設)では規定されている持ち物以外は入居時に持ち込んではいけないところもあります。
特に携帯電話を持ち込むことを許可していない老人ホームも多く、そういった場合の家族との連絡手段は、公衆電話や居室内の電話を利用するようになっています。
いずれにしても家族や身内などと電話で直接話すことができない、といったことはないため安心です。

■インターネット電話の利用ができるようになる?

最近ではパソコンの普及に伴い、インターネットを利用する高齢者も増えてきています。
そのため現在スマートフォンの利用を認めるかどうかの議論が行われており、インターネット電話であれば体への悪影響も心配ないため、老人ホームでも利用できるようになるのではないかと期待されています。
もちろんこの議論が通ったとしても、他の方の迷惑にならないように居室などで利用するというルールは確保されるでしょう。
今後このようなツールを使った連絡手段があれば、利用者と家族との距離を縮められる良い手段になるかもしれません。

 

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